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コーネルMBAが今、もっとも投資しているテック分野とは

Class of 2019 のAyumiです。5月に渡米してイサカで学び始めて約3か月が経ち、ようやく1セメスターを終了しようとしているところです。1か月弱の夏休みを経て、8月後半からようやくNYCのコーネルテックキャンパスで専門科目を学ぶ予定です。

 

コーネルテックMBAでは、夏休みは1か月弱なのですが、この期間は「イサカでのエレクティブを受講し、引き続き勉強に明け暮れる学生」と、「NYCやシリコンバレーでインターンシップを経験する学生(あるいはひたすら旅行する学生)」の二択に分かれます。私は後者で、夏休み中はシリコンバレーの現地スタートアップでインターンをすることに決めました。インターンについては、後日改めてレポートしたいと思います。


そして今回は、コーネルMBAがもっとも投資している(そして学生の間でも人気のある!)テック分野の授業についてご紹介します。

 

コーネルMBAが今、もっとも投資しているテック分野

コーネルMBAでは今、テック分野にもっとも力をいれて投資しています。コーネルテックについては、HBRのThe Future of MBA Educationで実践的なプログラム内容として注目を集めているほか、Program Of The Yearでも度々紹介されており、米国トップスクールの間では近年大きく知名度を上げています。先日、米国内で他のMBA学生とのネットワーキングイベントに参加する機会があったのですが、他校のトップスクールの学生も皆「コーネルテック」の存在を知っており、その知名度や注目度の高さには驚かされました。

また、学生のレベルも非常に高く、「コーネルよりもランキング上位の米国トップスクールにも合格したものの、あえてコーネルテックを選んだ」という人も多数いることが特徴です。

※コーネルテックでは、新しいプログラムのため、優秀な学生を確保するために返済不要の奨学金を他校よりも多めに支給していることや、1年制プログラムのため、キャリアブランクが短く済むことなどが影響しているようです。

そんなコーネルテックMBAですが、ジョンソンの看板プログラムとして様々なメディアで紹介されているだけでなく、業界最先端の新しいコース・授業を毎年数多く開講しています。Digital Marketing/Fintechインテンシブコースのほかにも、たとえば、Design Thinking、Blockchains and Cryptocurrencies、Designing Data Products(プロダクトマネジメントに関する実践的な授業)といった業界最先端の授業が多数開講されています。また、MBAの学生も希望者は、Machine LearningやData Miningといったよりテクニカルな授業を受講することが可能です。
実際に入学してみて数か月間が経ちましたが、「想像以上に実践的な授業が数多く開講されている」というのが率直な感想です。

POETS&QUANTSでも、米国トップスクールの事例としてコーネルMBAのテック分野への取り組みについて紹介されています。大変喜ばしいです!:) これから受験をご検討される方は、ぜひご覧ください。

※これから受験を検討される方は、以下のサイトもあわせてご覧ください。

 

 

Digital Marketing/Fintechインテンシブコース

今、コーネルMBAで人気のDigital Marketing/Fintechインテンシブコースについてご紹介します。このインテンシブコースは昨年開始されたばかりの新しいコースなのですが、コーネルテックMBAの学生のみならず、2年制MBAの学生や、1年制のAMBA(Accelerated MBA)の学生も受講できるコースとなっており、多くの学生が受講を検討しているようです。

 

2年制MBAの学生と1年制のAMBAの学生にも人気の理由は、このインテンシブコースを受講することで、コーネルテックからのCertificateが得られるため、就職活動の際に大きなアピールになると考える学生が多いようです。また、1セメスターを丸ごとNYCにあるコーネルテックキャンパスで過ごすことができるため、就職活動と両立しやすいという要因が大きく影響しているようです。もちろん、テック業界の最先端について学べるコース内容自体や、イサカとは異なる「コーネルテック」でのネットワーキング等も大きな魅力になっているようです。(コーネルテックキャンパスでは、MBAだけでなくエンジニアリングスクールや、ロースクールの学生も学んでいます。)


※インテンシブコースを受講するセメスターでは、2年制MBAの学生もコーネルテックでの授業を色々履修でき、卒業単位に充てることが可能です。より詳細を知りたい方は、アドミッションに直接問い合わせてみてください。

 

コース内容については、たとえばDigital Marketingインテンシブであれば、以下の3つの授業を7週間でまとめて履修することがコース修了要件となっています。特徴的なのは、Group Field Projectという授業で、実際の企業へのコンサルティング体験プロジェクトがカリキュラムに組まれている点です。これはPerformance Learningを特色とするジョンソンらしいコース内容だと感じています。私自身はデジタルマーケティングに関しては業界経験者ではあるものの、シラバスで詳細を確認する限り、業界経験者から見ても、授業内容は大変実践的な内容に練られていると感じました。

  • Digital Marketing Platforms: Strategy, Creation, Measurement
  • Digital Marketing Analytics
  • Digital Marketing Group Field Project

Digital Marketing/Fintechインテンシブコースの特徴については、以下のページ(コーネルMBA公式サイト)もあわせてご覧ください。

 

日本ではまだまだ知名度の低いプログラムですが、大変素晴らしいプログラムですので、ぜひこれから日本から出願を検討される方が増えていけばいいなと思っています!:)