車の購入

自家用車の購入を考える際のポイント

 

1. 特にお子さま連れの場合は自家用車を持つのが現実的

ニューヨーク州では8才未満の子どもはチャイルドシート(ブースターシートを含む)の使用が必要です。

大人と違って子どもは友人の車に気軽に同乗することはできませんし、Uber/Lyftの利用時にはチャイルドシート付きの車を選択する必要があります。

 

2. 新車または中古車の一括購入が現実的

支払い金額を抑えたいなら中古車がおすすめ。

予算に余裕があり、安全性やメンテナンスフリーといった点を重視するなら新車がおすすめ。

 

3. 新車・中古車ともにMaguireでの購入がベスト

イサカにある車ディーラーは全てMaguire Family of Dealershipsにて経営されています。

日本人にはMaguire Toyota of Ithacaのほか、Honda・Nissan・Subaruが人気です。

 

 

以下に詳細な説明を掲載しますのでご参考ください。


車を購入するには

イサカは田舎町なので、たとえダウンタウンであっても徒歩圏内だけで生活を完結できるかというとそうもいかず、特に家族連れの場合には車が必要になるのではと思います。買い方としては新車・中古車の現金またはローンでの購入、もしくはリースという手段が考えられますが、F1 Visaで入国している学生向けのStudent LeaseやStudent Loanは割高となり、短期間といえどもあまりお勧めできません。一例ですが、$24,000の車を購入する場合、リースは初回一括先払いのディスカウントを使っても$11,000程度の提示額となり、アメリカでは一般に車は3年経過もしくは50,000マイル乗ることで買い取り額が半額になるといわれる点を考慮すると割高となります。購入から1~2年後には手放すことと、Cornellであればもし通学に車を使い休日もそれなりに使ったとしても年間10,000マイルも走らないと思わるので(10,000マイル≒16,000 km)、新車もしくは中古車の一括購入というのが現実的ではないかと思います(50,000 miles走行毎か3年経過毎に価値は50%になっていく。例えば新車1年未満の車でも100,000 miles走っていれば25%。日本と比べ残価率は非常に高い)。

 

どこで購入するのか

ではどこで車を購入するのかですが、イサカにある車ディーラーは全てMaguire Family of Dealershipsにて経営されており、いずれも新車・中古車両方取り揃えています。公式サイトからであれば一括して全在庫状況を確認できるので渡米前からも欲しい車を見繕っておくことができます。なおイサカにはMaguire以外にも道端にボロボロの中古車専門店があったりしますが、サポート面等を考慮すると個人的にはMaguireの運営するちゃんとしたディーラーで購入することをお勧めします。Maguireでは方針として掲示してある価格は彼らの提示できる最も安い価格となっており、Kelly's Blue Bookで示される適正売価とほぼ同額か安価となっていますので、あえて不安感を煽る佇まいの中古車店を選ぶ理由はないかと思います。

 

ところで、日本で新車を購入する際には、ディーラーで車を注文するとメーカーの工場にオーダーが入り、注文したオプションにあわせて組み立てられ、数週間から数か月後に手元に車が届くということになりますが、こちらではいくつかのパターンのオプションで既にディーラーが在庫として完成車を抱えており、契約さえ成立すればその日に乗って帰ることが出来ます(日本でいう新古車に近いですが車の登録方式が異なるため扱いが異なります)。

 

新車と中古車どちらが良いのか

さて、新車と中古車のいずれを購入するかですが、初期投資額の小ささや最終的に支払う金額を考えると (メンテナンス費用を含めたとしても)中古車に軍配が上がります。ただし、アメリカの中古車は日本の市場で出回っている玉と比べると年式が新しくても走行距離が多いものが多いので、購入時には実車を良く確認し安全面から即交換が必要なパーツは無いか入念なチェックが必要です。特にタイヤは命に直結する部分なので、https://autoc-one.jp/knowhow/3443145/等を参考によく確認し、必要であれば新しいものに履き替えを行ってください。アメリカのハイウェイを走行しているとタイヤがバーストした車やその残骸を驚くほど見かけます。日本のような車検制度が無いアメリカでは自分でタイヤの摩耗状況等をよく確認することが求められます。また、新車と比べるとメンテナンスが必要となる機会は多くなる点は覚悟が必要です。もし中古車を選ぶのであれば、メーカーの新車warrantyが残った走行距離が短く年式も新しいものを選ぶと良いでしょう(メーカーによりますが最初の3年か50,000mileというものが多いようです)。

 

一方の新車ですが、安全性やメンテナンスフリーといった点を重視するのであればこちらをお勧めします。中古と比べると最終的に支払う金額は高くなりますが、新車であればWarrantyもあり何かあっても無償で対応してもらえます。また、近年自動車の安全装備は著しい進歩を遂げており、新しい車は自動ブレーキやブラインドスポットモニタリングといった機能が付加されていることが多く安心できるので、予算が許すのであればこちらをお勧めします。

 

保険

車購入とあわせて必要なものの一つが保険の契約です。アメリカの自動車保険は6ヵ月単位での契約が一般的なようで、6か月分をまとめて一括で支払うと若干のディスカウントが受けられます。また、家のRenter’s insuranceとあわせて契約することでディスカウントを受けられる場合もあります。日本と同じで保険の一括見積サイトはいくつもあるので、ここから自分に合った保険会社を選択してください。

 

なお、もしアメリカ到着後すぐNY州の運転免許を取得していないタイミングで車を購入する場合、国際免許での保険加入となりますが、この場合は国際免許での保険を取り扱っている保険会社(Progressive等)を選ぶ必要があり、アメリカ国内免許でのプランと比べると割高になりますのでご注意ください。