J
Why MBA?
投資銀行業務に従事する中、英語力や海外経験のなさが自身の業務の幅を狭めてしまっているように感じていたことが大きいです。これを補うためには、ただ単に日本で英語を勉強していくだけでは不十分であり、加えて、自社の海外拠点への赴任よりも、より過酷な環境の中でネイティブとともに過ごすことができるMBAの方が、単なる英語力の向上にとどまらない、グローバルな世界で通用するコミュニケーション能力の向上を目指せるのではないかと思い、MBAを志望するに至りました。
また、インベストメントバンカーとして、今まで実践的な側面からアカウンティング、ファイナンスなどを学んできましたが、一旦アカデミックサイドからこれらを学び直すことで、自身の知識を整理・再構築したいという思いもありました。
Why Johnson?
Essayに書いていたこととは若干異なりますが、学校選びの基準として、本音ベースでは、①US School、②Small School & Collaborative Culture、③Locationの3点を重視していました。
①US School
上記” Why MBA”の通り、ネイティブと対等にコミュニケーションをとれるようになりたいという思いがあったのと、New Yorkでの研修で苦労した経験から、US Schoolに入りたいと思っていました。Johnsonで言えば、7割がUS studentsなので、自身のコミュニケーション能力を高める上では望ましい環境なのではないかと思っています。
②Small School & Collaborative Culture
自身の性格を踏まえると、少ない学生数の中で全体が仲良くなれるような学校がいいと思っていました。受験活動の中、多くの現役学生・卒業生がJohnsonの特徴として、Small SchoolならではのCommunityの強さ、仲の良さ、また、学生一人一人が仲間に対してどう貢献するかを考えながら行動しているというような話を聞き、Johnsonであれば充実した学生生活が過ごせるのではないかと思い、志望するに至りました。
③Location
Ithacaは緑も多く、「田舎」と評されるようなLocationですが、だからこそ、逃げ場がない状況で勉強に集中できるのではないか、また、学生同士で密な時間を過ごせるのではないかと思っています。実際、MBA生が多く住んでいるようなアパートでは、ちょっと外に出れば、同級生に会うことができ、そのような環境は大きな利点だと思っています。
これから受験される方へのメッセージ
MBA受験には運や縁の要素もあるため、どれだけスコアをとっても、どれだけEssayを書き直しても、不安を拭いきれないことがあるかと思います。そのような中では、自分にとって何が大切なのか、何が軸となるのかをしっかりと考え、後悔しないように取り組んでいくことが最も重要なのではないかと思っています。とても偉そうに言える立場ではありませんが、何かお役に立てることがあれば、是非お気軽にお声かけください。
MA
Why MBA?
商社で、身近にMBAホルダーがいる環境の中で、投資事業(ソーシング‐投資検討‐投資実行‐PMI‐経営関与)に携わり、ハードスキルとソフトスキルを鍛えなおす必要があると強く感じたのがそもそものMBA受験の切欠です。
Why Johnson?
日本でお会いした卒業生、環境、クラスサイズ等に魅かれてビジットしたのですが、噂に違わぬ親身なコミュニティの魅力の虜になり、ここでなら、卒業後、ビジネスパーソンとして確実に成長できると感じました
これから受験される方へのメッセージ
受験は本当につらかったですが、受験を通じた出会いや合格・入学後の出会いは、必ず自身の中での財産になっていくと思いますので、頑張ってください。
So
Why MBA & Why Johnson?
石油業界は、構造的な内需縮小が見込まれており、抜本的な事業構造の変革の必要があります。私は、今までほぼ営業職のみに従事しており、今後の変革を担うには余りにも知識・経験が不足していると感じた為、ファイナンス、アカウンティングなどのビジネスにおける共通言語を体系的に学ぶMBAを志すに至りました。
Cornell/Johnsonを受験した理由は主には①プログラム、②環境、③縁の3つです。
①プログラム
上述のWhy MBA記載の理由から、コアの内容を学校選びの基準の一つとしました。JohnsonはPerformance Learningを謳っており、コアの総仕上げでのCase Competitionや、その後の専攻(Immersion)での実地体験など、実践に重きを置いています。単なる知識習得にとどまらず、卒業後のキャリアにスムーズに反映できるであろうことに魅力を感じました。
加えて、性格的に在学中に興味が逸れることが多分に想定し得た為、”Any person, Any study”をモットーとする総合大学のCornellならではの選択科目の幅広さも、大きな志望理由となりました。
② 環境
初めての海外経験の中、2年間という短い留学期間で習熟を最大にするために、Ithacaという逃げ場のない田舎の大学町は好ましい環境に映りました。また、来てみてから実感したことですが、キャンパスや周辺環境は自然豊かで美しく、タフな勉強生活の合間に一息つくのにも最高の環境です。〇〇料理なら××に行こうというような具合で、学友たちと同じ体験を共有できる点も、Ithacaの規模感ならでは利点だと感じています。
③ 縁
そうはいっても、受からなければ始まらないですし、私は学部時代の低GPAに大きな不安を抱えていた為、単純に卒業生・在校生の知り合いがいる縁が深い学校という点でもフィルタリングしました。エッセイ作成の上で非常に有用でした。
Johnson Cornellのおすすめポイント
上述したプログラム・環境に加えて、まじめで親切、おだやかな学生が多いことも大きな魅力の一つかと思います。
これから受験される方へのメッセージ
ビジネススクール受験は、多くの過程において努力の成果が見えづらく辛い道程ですが、やった分だけ前に進んでいると信じて、モチベーションを維持することが肝要かと思います。
GPAが低い・職務経験がパッとしない・課外活動が無いなどの取り返しのつかない弱点を抱えていても、GMATスコアやエッセイの書き方などでカバー出来ますので、振り返らずクヨクヨしないことが大事だと思います。アドミッションがよく言う”Holistic Approach”というのは本当です。
(私は気にし続けたため、非常に暗い一年を過ごしました・・・。)
RN
Why MBA?
前職の監査法人では会計監査や財務デューデリジェンス業務に従事しておりました。業務をこなしていく中で会社経営に関してしっかりと学びたいと感じるようになり、またクライアントに対し会計だけではなくM&Aのように会社の将来を左右するような案件においてサポートをしていきたいと感じMBAを志すようになりました。
Why Johnson?
MBA取得後はM&A関連の仕事をしたいと考えていたので、ファイナンスに強みのある学校を探していました。JohnsonにはInvestment Banking Immersionという投資銀行に特化したプログラムがあり、Wall Streetでもこのプログラムの卒業生がたくさん働いています。クラスサイズも比較的小さいのでクラスメイトと仲良くなれるという点にも惹かれました。ウェブサイトなどにも記載がありますが、私がVisitした他の学校と比べると、Collaborativeであり、助け合いの文化があるようにも感じました。
これから受験される方へのメッセージ
MBAの受験は体力面、精神面ともに大変なプロセスだと思います。私の場合はGMATで目標の点数にとどかず、最後の最後でGREを受け、結局GREも目標の点数には到達しませんでしたが、なんとかWaitlistからの合格となりました。卒業時には36歳になることや資金面の不安もありましたが、今はJohnsonに来れて全く後悔はしておりません。皆様のプロセスも後悔がないように祈っております。何か質問などあればいつでもお声がけ下さい。
YS
Why MBA?
リサーチャーとしてのハードスキルを向上させること、海外とのコーワークに必要なソフトスキル(語学力含む)を修得すること、が主な志望理由となります。
なかでも前者は譲れないポイントだったので、MBA受験では、ファイナンス(とくにInvestment Managementの分野)に強い学校、または、ファイナンスにそれほど特化していなくともマーケティングの分野などでデータ分析が学べる学校、に出願しました。後述のWhy Johnson? で詳しく記載しますが、じつはCornellは「ファイナンスに強い学校」という位置付けになります。
ソフトスキルの修得については、欧米のMBAであればどこでも大差ないだろうという印象の方もいらっしゃるかもしれません。もっとも、個人的には「大きく異なる」と考えており、受験生のときは小規模かつCollaborativeで、International Student比率が低くない、学校を選好するようにしていました。
クラスサイズが300名未満ほどの小規模校では、概してチームワークを重視するカルチャーがあると思います。チームワークが多いと、それだけ他者と英語でやり取りする機会が増えるので、必然的に英語力を含めたソフトスキルが向上しやすくなります。さらに、当方は英語力に自信がなかったので、Competitiveな環境よりはCollaborativeな環境を重視しました。
また、見落とされがちですが、International Studentが一定数いるということは、英語があまり得意でない日本人にとってスムースに学校生活をスタートしやすくなる、という利点もあります。いくらMBA受験を勝ち抜いてきたとはいえ、海外経験の乏しい日本人が、いきなり英語を母国語とする欧米人の会話についていくことは至難の技です。ただし、そのとき周囲に同じく英語がそれほど得意ではないInternational Studentがいれば、まずはそうしたグループと仲良くなるなかで英語力を高めることが可能になります。そこで十分な力がつけば、欧米人とも円滑なコミュニケーションが取れるようになる、という計算です。
Why Johnson?
Why MBA? の箇所でも書きましたが、Johnsonについては、ファイナンスに強い、小規模かつCollaborative、という2点に強く惹かれました。
おそらく多くの受験生にとって、ファイナンス校といえばWharton、Columbia、Boothなどのイメージが強いかと思われますが、じつはJohnsonもファイナンス色が強い学校です。他校では、Financeのコンセントレーションを1つしか用意していないケースもあると思われますが、JohnsonはInvestment Banking, Corporate Finance, Investment Management and Researchと3つのコースを用意しており、ファイナンスのキャリアを考えている人にとっては、とても恵まれた環境となっています。なかでも、体系的かつ実践的にInvestment Managementを学べる学校は少ないのではないでしょうか。
また、クオンツ運用およびトレーディングに興味のある人であれば、冬学期開講のMarket Microstructureの授業にも「Johnsonらしさ」を見いだすことができるでしょう。この分野では、JohnsonのProf. Maureen O'Hara(女性として初めてファイナンス学会会長を歴任)が第一人者として知られており、同教授の教え子にあたるProf. Gideon Saar(MBAのコアファイナンスも担当)がHigh Frequency Tradingといった実務への応用もまじえつつ教鞭をとっています。これはPhD向けのコースとなるため、原則MBA生の受講は認められていないのですが、担当教授から直接許可さえもらえば受講可能となります。個人的には、よほどのことでない限り「例外」を認めてくれる、というところにもJohnsonのフレキシブルさを感じています。
なお、Johnsonが小規模かつCollaborativeという点については、すでに当サイトで多くの方が言及されているので、本稿では割愛させていただきます。
これから受験される方へのメッセージ
以上、当方が考えるJohnsonの特長を主にカリキュラム面から紹介してきましたが、じつはキャンパスがとてもきれいなところも魅力の1つだと思います。アクセスが良い場所とは決して言えませんが、もしお時間が許すのであれば、ぜひIthacaまで足を運んでいただければ幸いです。