Atsushi

  • 勤務年数:8年
  • 社費
  • 海外経験:ワシントンDC 1.5年(海外駐在)、ケンブリッジ 2ヵ月(語学研修)
  • バックグラウンド:衛星通信・放送企業にて衛星通信エンジニアとして勤務。
  • 受賞歴:Asia Pacific Satellite Communications Council’s 2017 Young Talent Award Finalist
  • 連絡先:aa2654あっとcornell.edu

 

Why MBA & Why Johnson?

私のLong term goalである世界の国々のデジタルデバイド解消には、広範な地域を対象とした安価かつ高品質なサービス提供が求められ、実現の鍵は新しい衛星通信技術の積極採用と自社のもつ高い運用技術との融合と考えています。

私は社費での留学なのですが、上記実現のためPost MBAでは社内新規ビジネス構築のプロマネとして、近年興隆となっている新しい形態の衛星通信網を利用した安価な通信サービス立ち上げを目指しています。幸いにしてこれまでの業務ではエンジニアかつプロマネとして各種海外構築プロジェクトを主導する機会に恵まれたことから、技術力やプロジェクト管理力、ビジネスパートナーとの交渉・調整力といったスキルを磨くことは出来たのですが、新規ビジネスを行うにあたっては当然これらスキルだけでは足りず、財務や企業戦略といった知識や各種業界とのネットワーク等が求められます。

私は日本企業で働いているので部署異動により必要なスキルを獲得することはできるかもしれませんが、それには長い期間を要すことから、最も効率的に必要なスキルを総合的・包括的に学べるMBAを志しました。

 

さて、進学先としてJohnsonを選択した理由は大きいもので3つあり、いずれも自身の目指すPost MBA Careerに重要な要素と考えています。

  1. Johnsonの提供するCollaborativeな雰囲気に強いFITを感じた:
    ここであれば、上述したこれまで経験のない新しい分野へもクラスメイトとの強いチームワークをもって挑戦することができると判断しました。私がJohnsonの強い横の連携を感じた印象的な話をご紹介しますと、受験校選定当時Johnsonの在校生に連絡をとりSkypeの依頼を行ったのですが、いざSkypeをつないでみると画面の向こうには当事者の先輩だけではなく複数の先輩方が待機しており、さながら私一人相手に在校生達による質問会が開催されているようでした。多くの学校がCollaborativeという点を謳っているかと思いますが、上記経験から私はJohnsonの真に協力的な雰囲気を感じることができました。

    これまでの人生経験から、最も新しい挑戦を助けてくれるのは他社と助け合いともに進むことのできる環境であると考えており、上記学生間の横の繋がりと、Open door policyを掲げ気軽にコンタクトをとれるというSupportiveなJohnsonの教職員の存在は、私が新規ビジネス構築の素養を身に着ける上でこの上ないと感じました。このSupportiveかつCollaborativeという環境はJohnsonが学生数の少ないSmall Schoolである利点かと思います。
  2. Cornellが大規模総合大学である点を生かしInterdisciplinaryなプログラムを提供している点:CornellではCollege of Engineering等の他学部生と新規ビジネスシードとマーケットニーズのマッチングを目指す授業等も提供されており、まさに新規ビジネスを作り上げるプロセスを学ぶことができると考えており、Post MBAを考えると最適と判断しました。また、Cornellでは他学部の授業もフレキシブルに受講できることからネットワーキングや視野拡大の観点からも重要と考えました。
  3. 大規模総合大学の集まりであるIvy League Schoolの中でもCornellは最大規模の学生数を有し、Johnsonのみならず各College出身者によるCornell卒業生ネットワークが世界中に広がっている点:
    自身のLong Term Goalを目指すにあたり、各種業界に散らばったAlumni networkは重要と考えています。受験期にJohnsonの卒業生懇親会に参加させて頂いたことがありましたが、その際皆口をそろえてIthacaという自然に囲まれた学生都市での原体験を共有しており、強い絆で結ばれている点を述べられており、強固な卒業生ネットワークを感じました。JohnsonはSmall Schoolである一方で、大学全体としてみるとIvy League内でも最大規模の学生数を要するという特殊性から、両方の利点を同時に享受できる数少ない学校かと思います。

 

Johnson Cornellのおすすめポイント

上記Why Johnsonの反復となりますが、Supportive/Collaborative/Cooperative等の言葉で表される学生や教職員を取り巻く雰囲気は学習環境として最高かと思います。これらを生み出す要因として考えられるのは、

  • Johnsonが学生数の少ないSmall Schoolであり、学生同士皆知り合いとなれる
  • 大都市の学校だと放課後は街に繰り出し、クラスメイト以外と交友を広げるということも多いと思慮するが、Cornellの立地するIthacaという自然豊かな小さな田舎町の環境ではクラスメイトと時間を共有する機会も増加する。いつも皆が学生が集まるバーがある等もIthacaならでは。
  • 毎週木曜夜に開かれるSage Social(アルコールも出るJohnsonの懇親会)というNetworkingイベントを学校が開いている等、学校側としても学生間の仲を促進させるための環境を提供している

等が考えられ、大都会の大規模スクールとは対極をなすのではないかと思います。それでありながらCornell University全体でみると大規模な総合大学なので、Alumni Networkの規模や他学部との連携等といったメリットもあり、Johnsonはある意味一石二鳥的なスクールかと思います。

 

これから受験される方へのメッセージ

MBA受験を通し学校とのFITが重要という言葉をよく聞くかと思いますが、受験を終えた今実感をもってこれは本当にその通りだと思います。MBAは金額的にも時間的にも非常に高い投資だと思うので、自分にBest Fitする環境で学び得られるものを最大化できるよう、是非多くの学校関係者から話を聞き、入念な学校調査と得られた情報の比較検討を行ってください。ある学校が本当に自分にあっているのであれば、学校側からすると自分はまさに求める人材だということなので、少しばかりテストのスコアが悪かろうがエッセイと面接でしっかりと自分と学校のFitを示すことで運命の赤い糸に手繰り寄せられるカップルのように自ずと結果もついてくるものと思います。

MBA受験という大変な一連のプロセスの中にあって、学校関係者へコンタクトし調査を進めるという作業は非常に楽しい部分なので、テスト勉強の息抜き的なつもりで進めて頂くのが良いかもしれません笑。皆さまのMBA受験が実り多いものであることを願っております。頑張ってください!

清野建国(Ken Seino)

  • 勤務年数:9年
  • 私費
  • 海外経験:ハイスクールから現在まで
  • バックグラウンド:アメリカ公認会計士
  • 連絡先:ks366あっとcornell.edu

 

 

 

Why MBA & Why Johnson?

私はMBA以前はニューヨークにて会計・経理の仕事をしていたのですが、会計・経理の業界でも主にAIによる技術改革が進んでおり、この先どの業界でも通用する人材である為にはテクノロジーに精通していることが必要だと強く感じ、そちらの方面に強いMBAプログラムを探していました。

Johnsonを選んだ理由ですが、私はUndergraduateもCornellだった経歴があり、当校との繋がりは深いです。テクノロジー方面にキャリアシフトをしたいと考えていましたので、Cornell Techとの提携、総合大学としての工学部などとの交流、そして近年急激に成長したDigital Technology Immersionの存在といった要素を考慮した結果、Undergraduateからの縁も加わり、再びイサカに戻って来る事になりました。イサカという自然豊かな環境も、第一子が産まれた直後でしたので、子供を育てるのにも適していると感じました。

 

Johnson Cornellのおすすめポイント

工学部、ホテル経営、不動産、ヘルスケアなど、多方面の学生や教授と交流出来るのは総合大学ならではの強みだと思います。また、ファイナンスやコンサルというMBAで最も希望される方も多い方面に力を入れている事もあります。比較的小さなクラスサイズ(一年約280人)はクラスメイトとネットワークするのには丁度良いと感じますし、引いてはコーネル全体の卒業生ネットワークに繋がれるのも大きな利点だと思います。

 

これから受験される方へのメッセージ

コーネルはファイナンス志望の方も、テック志望の方も、独身の方も、ご家族と一緒の方も、誰にでも何かがある貴重な大学だと思います。私見ですが、キャンパスビジットをしているかしていないかでは合格確率が大幅に違うように感じられますので、応募される方は是非イサカまで一度ご来訪する事をお勧めします。その際は我々に一報頂けましたら喜んでご案内しますので、気軽にご連絡下さい。